Ahuriri river
アフリリリバー  

名高い川アフリリリバー





南島オマラマ(Omarama)の町から西へ行くとアフリリという川がある。
この川は山、谷、川、そして魚どれをとってもすばらしく知名度が高い。
8号線から砂利道に入りアフリリの谷を15kmほど奥へ進むと、
高い山に囲まれたタソックの広い谷が広がる。
河原が広く、広がって流れていた川は、ここまで来ると姿を変え、ゆったりと穏やかに流れを変える。
青く澄んだ水がキンキンと冷たい。

アフリリリバーの砂利道の終わりから上流は、ジョンケントのガイドブックによると「1kmに2尾」、
「魚は多くない」と書かれている。また「10ポンドの可能性有」ともある。
「こりゃ行かねば」と、02年1月24日大物を夢見て行ってきた。


 川底に沈んだ魚が澄んだ流れでくっきりと見える          勢いよく飛び出してきた60p


砂利道はカギのかかったゲートで終わり、そこから先は4WDの道が上流へと延びる。
ゲートの脇に車を止め、釣り上がった。
始めて1つ目のプールで2尾の魚を見つけた。
大きい方がセミフライをがっぽりとくわえてくれた。
よくジャンプした魚は60pほどのブラウントラウトだった。
この後はひたすら川を歩いた。全く魚がいない。美しい川だけが魅力的に続く。
それでもあきらめずに川を歩く。本流からそれた小さな流れに、超でかい魚を発見。
緩い流れの中を泳ぎ回る魚は、くっきりと丸見え。
草むらにうつぶせに隠れ、草の隙間から魚を観察。ムチムチでガッチリとした体、大迫力。
泳ぎ回って餌を探しているのか、たまに口を開けて何かを食べる。
魚の動きがだいたいわかったところでチャレンジ。
抜き足差し足魚に近づき、魚の回遊コースを狙ってセミフライを落とす。
魚は興味を示すどころか、着水音にびっくりて逃げていってしまった。
「こんなもんさ・・・」。
この後もひたすら歩き、見つける魚は全て緩い流れでお昼寝しているような動かない魚ばかり。
フライを投げても結果は同じ。今日は魚の食事時間にあわなかったようだった。
やる気のある魚ははじめの1尾だけに終わった。
山も川も水も美しく大きな魚がる。まさに名高い川だった。

02年1月24日Ahuriri Riverより

  
   
襲ってはこないけど、近づいてくるとちょっと怖い



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